斎藤佑樹さん ありがとう! 今年の夏すっごく泣きたくなったいい話

プロ野球選手

早稲田実業×駒大苫小牧の球史に残る一戦

いわゆるマー君とハンカチ王子の2006年

第88回全国高校野球選手権大会の決勝戦

僕はバックネット裏で試合前から興奮気味で

試合の開始を待っていた

初優勝を目指す早稲田実業と

夏3連覇を目前にした王者駒大苫小牧高校

まさに死闘

延長15回1対1の引き分け

釘付けとはまさにこのこと 

1回から15回まで1球1球を

こんなに真剣に見たのは初めてでした。

素晴らしい両チームの集中力

延長15回で決着がつかず

引き分け再試合

翌日も最後までもつれる試合でしたが

とうとう決着

4×3で早稲田実業の勝利の瞬間

「燃える思いの、静かなエース斎藤佑樹が、

都の名門の90年越しの夢を叶えました。

西東京、早稲田実業、夏の甲子園初優勝!」

は名実況として語り継がれている。

甲子園で全国制覇を果たしてから、大学、プロでの苦闘を経験した

斎藤佑樹さんがこの夏戦った全国区の高校球児に

「この夏にすべてをかける君へ」と手紙を送った

全文を紹介したいと思います

この夏にすべてをかける君へ

「暑い日が続きますが、体調など崩していないでしょうか。

体格も投げかたも似ている、

そして夢が叶うことを1ミリも疑っていない君と出会ったときから、

僕はずっと、16年前の自分を重ねていました。

その夢は、きっと叶うよ。とは、僕は言いません。

勝負はわからないから。

おなじ夢を持った人たちのぶつかりあいだから。

ただ、今のまっすぐな君のまま、どうかこの夏のマウンドに立ち続けてください。

これから先、グランドでもグランド以外でも、

君をいろんな出来事が待ち受けています。

僕のように、不安だらけの時期を過ごし、

挫折を味わうこともあるかもしれません。

それでもなんとか前を向くために必要なもの。

それは、記憶だと思います。

過去の栄光、だなんて言われることもあるけれど。

最後まで闘い抜いた記憶は、

未来を生きる大きな力になります。  

なんて、大舞台がすぐそこだってときに、

先の話なんてされたくないか。

この夏、いちばん速い球を投げるのは、君じゃない。

いちばん熱い球を投げるのが、いちばん強い球を投げるのが、

なんだかいちばん凄い球を投げるのが、

君であってほしいと思っています。

今から君の過ごす夏が、

君を一生奮い立たせる夏になりますように。

よし、 頑張れ。 2022夏 斎藤佑樹」

最後に

いいですねえ

心が震えました。

苦労に苦労を重ね

挫折を経験し

マスコミからは叩かれ続け

つらい時期を乗り越えられたのも

記憶だったんですね

すばらしい!

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